日本酒の輸出ビジネスは大きなビジネスにならないのか1【日本酒の印象】
ということについて書きたいと思います。
というのも日本酒の事業を始めて、まず業界のことは全く分からない状態から入ったため、色々と業界について調べるところから入りました。
日本酒の印象
まずこのビジネスをやる前に抱いていた印象として
- 日本酒はまずい酒とうまい酒がはっきりしている
- 自分の周りでは最近誰も日本酒飲まないけど
- 海外で売れてると聞くけど、本当に売れてるの
この3つぐらいでした。
私もここ最近では、居酒屋行ってもめっきり日本酒を飲みませんし、誰かと一緒に行って日本酒を頼む人はほぼいません。
どうして飲まなくなったのかというと特に理由はありません。
元々、お酒は好きですし、日本酒も大好きなのです。
あるとしたら、たくさんの種類のお酒があるからかもしれません。ビール、酎ハイ、ウイスキー、サワー、ワイン本当にたくさんのお酒がある中の日本酒はひとつにすぎないからです
日本酒はまずい酒とうまい酒がはっきりしている?
で、実際の所どうなのと
改めて色々と勉強した結果、今の日本酒はほとんどどれも美味しい。ということです。これについては、また今度詳しく書きたいと思いますが、今現在売られている日本酒は技術の進歩やメーカーさんの努力もあって、かなり美味しいです。
また、まずい酒というイメージは自分の勉強不足という面もあるのだなということが分かりました。
自分の周りでは誰も日本酒を飲まない?
実際にこれはこの事業をやる前から抱いていた印象ですが、これについては今も変わりません。相変わらず居酒屋に行っても飲んでいる人を見ることが非常に少ないです。
もちろんゼロではありませんし、行く場所、行く居酒屋、飲食店によっても状況は変わると思いますが、何より深刻だと思っているのが、若い人が飲まないという状況です。
どうしてこんなに飲まれないのかと思うのは、やはり酒の種類が豊富になったことがひとつ大きな要因かなと思います。また、もうひとつは日本酒の中のバリュエーション、個性の少なさも非常に大きな要因だと考えています。
昔というか、8年ほど前に一度今でいうクラフトビールにはまった時期がありました。当時はクラフトビールブームが来る前でしたから、少し先取りしていたのですが、ビールの面白さはその種類の多さにあるということに気づいてハマったのがきっかけでした。それもどのビールも個性があって、奥が深く楽しいのです。ワインがぶどうの種類や産地で大きく味が変わるのと一緒で、ビールも作り方、原料でメーカーの味の個性が非常に楽しめる飲み物でした。
一方日本酒はというと、どれも本当に美味しいのです。
でも、めちゃくちゃ高い日本酒、安い日本酒、有名な日本酒、地元でしか手に入らないような日本酒どれも多少違いはあれど、どれも狭い範囲でのうまい、まずいで差がほとんどないのです。
この味に差があんまりないという問題は勉強するに従って、後で理由が分かりました。
日本酒は本当に売れているのか?
最近、日本酒ブームだの何だの言われていますが、本当に売れているのかというのは実際にかなり懐疑的でした。
これについては今も正直懐疑的です。
というのも日本酒は売れているというメディアの記事をたくさん見ますが、上記に書いた通り、お店では飲まれているシーンをほとんど見かけませんし、実際に国内販売は右肩下がりで、酒造メーカーさんも潤っているような感じをあまり受けません
これについては、後から感じたというか分かったことは、
確かにアメリカでは売れている。しかし、西海岸の日本食店でIT企業の高給取りが高い値段で飲んでいるという状況です。日本食ブームというよりは、クールだ、日本食は健康だというイメージで飲まれていて、特に一般には浸透していないという状況です
最後に
今のところの印象としては、正直マーケットとしてまだまだ全然売れているとは呼べないと感じますし、これからだなという印象です。
いつかワインのようにどんな店にでも日本酒が置いてある。みんなが注文するという状況になればいいなと思います。
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